ミステリーファンのためのニッポンの犯罪捜査

ミステリーファンのためのニッポンの犯罪捜査
- 北芝健、相楽総一
- 双葉社
- 1470円
livedoor BOOKS
書評/ミステリ・サスペンス

ミステリー小説に不可欠な存在である警察による犯罪捜査について、まだ記憶に新しい事件を例に挙げ、警察の各組織がどんな役割を持ち、どう動いているかを紹介している。
雑誌「小説推理」の2005年1月号〜2006年11月号に連載された記事を単行本化しており、監修の北芝健氏が読者からの質問に回答するコーナーもあって、警察組織のことに詳しくない人にもわかりやすい説明がある。
目次から拾ってみると「現場保存」「初動捜査」「捜査本部」「刑事の職務と日常」「逮捕と検挙」「鑑識」「検視・解剖」と、ミステリー小説や映画・ドラマでよく目にする捜査についての章が並んでおり、読んでみると警察の内部事情について触れられていたりして「おお!そういうことだったのか!」と色々とびっくりさせられる。実際の事件が例に挙がっているので、情報にも生々しさが漂う。
帯に、人気作家の大沢在昌氏が「推理小説家必読の書」と推薦のコメントを寄せているが、推理小説を書こうという人なら、犯罪捜査についての知識を得る上で不可欠な本だろうと思う。
推理小説を書く人以上に多くいる、推理小説を読む人にとっても、推理ものの映画やドラマを観る人にとっても、この本で紹介されている犯罪捜査についての知識があることで、作品をよりいっそう、楽しめることは間違いないだろう。
本書を読むと、警察の各組織のことが描かれた小説が読みたくなった。そんな読書欲に駆られた僕のような人のために、せっかく雑誌「小説推理」の連載を単行本化したのだから、編集部オススメのブックガイドがついていたら最高なのになぁ・・・と思ってしまう。
本書の内容には文句なし、だけど欲を言わせてもらって、雑誌連載プラスアルファとしてブックガイドが欲しいなぁ、ということで星4つ。
評価(★5つで満点):★★★★
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ミステリーファンのためのニッポンの犯罪捜査/北芝健・監修
双葉社「小説推理」の連載をまとめたもの。北芝健って文章書くんだな、と思ったら監修だった。
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